◆[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
発行から15年経った今読んでも、気付きが得られる本インターネットの歴史、技術、仕組み、性質、発展の方向などについて書かれた本。
注目すべきは、インターネットがまだそれ程普及していない1995年(もう15年前!)に書かれたこと。
インターネットを「意思決定プロセスを容易にするもの」「人間本来の関係を実現するもの」などと捉えてているが、2010年現在のインターネットの状況も、まずまず的確に捉えていると言えるのではないか。
また、今でも新鮮な考え方が紹介されいる。本書で紹介されている「ラフ・コンセンサス」という考え方だ。ラフ・コンセンサスとは「みんながバラバラに動いても、緩やかなコンセンサス(意見などの一致・総意)があれば、大体うまくいく」という考えで、インターネットの本質的な性格だ(著者はインターネットを「いいかげんな技術の集合」とも表現している)。
「完全性を追求するよりも、ある程度の不安定さを許容し、全体の仕組みでそれを補った方が有利(P20)」「ほとんどつく→何回かやれば確実につく」というようなインターネットの論理は、インターネットにとどまらない。
ラフ・コンセンサスを成り立たせる「大規模、ダイナミック、分散志向、拡張性、冗長性」などの特徴は、インターネットという枠に収まらず、現在の国家、企業、NGO、個人などの相互関係にも当てはまる部分が多い。
インターネットだけではなく、今の、そして今後の世界のあり方を考えるヒントになる本だと思う。
PR